すでにちょこちょこと載せてしまっていますが「合同会社むじな企画」のロゴマークを制作させていただきました!無事納品できたので改めてご紹介します。
合同会社むじな企画は、現在合同会社INsソリューションズという名前でお仕事をされている「心理学」をテーマにした珍しい会社です。
以前ラベル作りのワークショップを開催させていただいた横浜ワイナリーさんのイベントで知り合い「実は社名変更の予定があり、それに伴ってマークを作りたいんです。手ぬぐいが好きで、MinaHomiさんのデザインでマークを作ってもらえませんか?」とお声がけいただきました。
代表の並木恵祐さんはあだ名が「ぽん太郎」。
元スクールカウンセラーさんで、心理学を活用したビジネスをされています。
ご自身の見た目と、食べるのが大好きなのであだ名を気に入っていて、会社の名前も「むじな(タヌキなどの仲間)」にしたいとのことでした。
まずは、今までどんな事に取り組んできたのか、人とどんな風に関わっていきたいのか、これからどんな事を実現したいのかをざっくばらんにご飯を食べながら伺っていきました。
その結果わかったのは、ぽん太郎さんのお客さんとの関わり方がすごく特徴的だな〜ということ。
しきりに「風のような存在でありたい」と仰っていて、停滞してしまったビジネスのフェーズや、閉鎖的になりがちな地域プロジェクトなどにぽん太郎さんが入り込んでいって風を吹かせたい、そしてその人たちが健全な状態になったな、自立自走できるようになったなと感じたら去っていくんだそうです。
普通は…と言うと変ですが、なるべくお客さんとは末長く関わりたいものなんじゃないかなと思いましたが、これはカウンセリング経験に基づく患者さんや生徒さんとの関わり方と同じなんだそうです。
そもそも心理学についてよく知らなかったので「カウンセリングとコーチングって、何が違うんですか?」と聞いたところ「カウンセリングは何らかの原因でマイナスになってしまった状態を0に戻すイメージ。コーチングは、すでに1あるものを10とか100にするイメージかな!」とのこと。
カウンセラーさんにとっては、もうこの子は大丈夫だな!と思ったら手を離れるというのが自然なんだなと納得しました。
ロゴマークを考えた時に、はじめはムジナ(タヌキ)の絵を描こうと思っていましたが
そのお話を想起させるようなロゴマークにできないかな〜と考えました。
「化けるために緑の葉っぱを頭に乗せたタヌキが、色んなものに化ける。最後は時間が経って黄色くなった葉っぱだけが残って、その葉っぱも風に吹かれて飛んでいく。」というストーリーのイラストを用いてプレゼンテーションしました。
・黄金色=時間の経過のメタファー
・舞う葉っぱ=風のメタファー
シンプルな着地ながらも、アイディアとフォルムにむじならしさを込めたロゴマークになりました。
「コンセプトがいいね!特に、黄金色の葉っぱは稲がたくさん実る様子の色でもあるしね」
この後ちょっと失敗したのが、今回は色鉛筆での提案にチャレンジしてみたこと。
最終形のイメージにブレが出て、色鉛筆のときの印象はこうだったからもっとこう…!となって遠回りしてしまったので、やっぱり提出に近い形で提出した方がいいなと反省しました。
最終的には「これがいい!」と満足してもらえたのでよかった。
また嬉しいことに、提案の中のタヌキのイラストも可愛かった!と、追加でWebサイト用アイコンとしてお買い上げいただきました。
ヒアリングのときは時間を気にせず聴けるだけ聴こうと毎回3時間ぐらい話していたので紹介しきれなかったエピソードもたくさんあります…!
千葉県の多古町で地方創生をされていたり。食事付きのシェアハウスを運営していたり。精力的に活動されています。
添付のURLはまだ社名変更前のものですが、よりぽん太郎さんの事業について詳しく知りたい方は見てみてくださいね!
【会社情報】
合同会社むじな企画
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