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執筆者の写真MinaHomi

やりたいからやる! I do, because I’d love to!



グループ展をきっかけに、広島で陶芸家として活動を始めたこぶちゃんとMinaHomi豆皿を作ろうというプロジェクト。 デザイン図を使ってイメージを共有して、電話でこだわりたいところとお任せしたいところを話して、お皿の径を決めて、絵付けの試作をして、裏に押す印を作って、焼き上がりが楽しみだなあ〜〜というところで窯が漏電してしまうというハプニングに見舞われてしまった夏。 しばらく続報を待っていましたが、秋になっても便りがなく大丈夫かな?と思っていたら、色々とおうちの事情もあり大変だったとのことでした。 話を聞いて、わたしはすぐに豆皿プロジェクトを一旦中止にしようと思いました。 それは制作が思うように進まないからとか、ここまでに間に合わないとか、別のところで代わりに同じお皿を作りたいとかそういう理由ではなくて、この状態で制作をお願いするのはMinaHomiの、というかわたしの、こういう風にMinaHomiで人と関わっていきたいという考えに反してしまうと感じたからです。


今年の目標の一つに「人と協力する」と掲げて取り組んできましたが、活動を通して人と関わっていく中で特に大事なキーワード「たい」を見つけました。


「やりたい」「なりたい」「関わりたい」「作りたい」「会いたい」「遊びたい」「働きたい」「寝たい」「ゴロゴロしたい」「ちょっと休みたい」


「たい」は内側から感情が湧き出てきたことを意味する合言葉だということに気がついて、人と関わる時に丁寧に拾っていきたいと思いました。それは、自分一人で活動してきた時には当たり前に、無意識に「たい」の方に進んできていたこと。けれど人の考えていることはよく分からないから、少し気をぬくと「こうしてほしい」とか「こうすればいいのに」にどんどん追いやられて、本当は一番大切な相手の「たい」を見逃してしまったりします。

「たい」の仲間たちには「たくない」「なきゃ」「しい」「まい」「ろう」「よう」などなど色々ありますが、わたしが今一番注目しているのは「たい」で、これは今年の目標が終わっても周りの人の「たい」を拾える人でいたいなと思います。人と何か協力する時にはその人がやり「たい」からやる、そうし「たい」からそうする、という状態を作っていきたい。今まで単独行動多めだったわたしが、制作において人との関わり方の方針ができたのは大きな収穫でした。


もう一つ、人との関わり方について考えるきっかけになったのは「お店を作りたい」という気持ち「人と協力する」という目標が拮抗したことでした。

夏から秋にかけて、毎日妹に「お店を作りたい」と電話をかけていて、店舗情報をチェックしては良さそうな物件を見つけて内見に行ったり、お店を作るにあたって詳しい人に相談したりしていました。(ブログやLINE@にも漏れ出ていましたね…) ただ、妹には今の時点でお店を作ることを反対されていました。家賃を給料から出そうとしてるとか、何が売れるか、何をどれくらい売ればいいかわかっていない状態で準備不足だとか、店番ちゃんとできるのとか、反対理由は実に納得できるものばかりなのですが「でも…やりたい!」と何度も並行線を辿ってしまいました。

「自分も周りも、やりたいからやる」という状態にしていきたいのに、自分の「たい」とホミの「たい」が一致しなかった時に、どういう行動をとればいいんだろう…と考えました。


まずは「お店を作りたい」という気持ちを冷静に見つめなおすこと。


「鎌倉に観光に来るような人たち(日本文化を愛する人たち)にMinaHomiを知ってもらいたい」 「MinaHomiを事業にするという目標に近づきたい」 「作ることと売ることのアンバランスを解消したい」 「ホミがMinaHomiを諦めてしまう前にうまくいく形にしたい(さみしい)」 「30歳を目前にして、身動きの取れるうちに停滞せず動きたい」


「お店を作りたい」の一言の裏には、色んな「たい」が隠れていることがわかりました。 お店を作りたいという目標は持っておいて、まずはこの一つ一つの「たい」に向き合っていくことから始めてみようと思ったことで、漠然とした焦りのような気持ちがだんだんと落ち着いてきて、じゃあどういう行動をとればいいのかアイディア出しができるようになってきたところです。

やりたいからやる。前に進みたいから進む。止まりたいから止まる。 お皿も時が来たら、またわたしもこぶちゃんも作りたくなるかもしれません。 自分の意思で行動する大人になりたいし、なってきていると思う。


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